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2014年10月28日 (火)

”Some Other Time”

楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。
いつだってそうだ。
ほんとうにあっという間。
悲しいくらいに、すぐ終わりの時間が訪れる。

「じゃあ、また今度ね。」
と言って別れる。

わたしはこの「またね」「また明日」という言葉が好き。
次に会うことを信じているこの言葉。
本当にこの次がやってくるかどうかなんて、わからないのに。
明日、世界の終わりが来たらどうするのだ。(笑)
だけど、とりあえずまた会うことを前提として別れる。
と思うと、この「またね」という言葉がとてもあたたかくて愛おしく感じられます。
時間をかけて関係をつくってきた相手との間で交わされると、特に。

・・・そんな気持ちにとってもリンクするのがこの曲。

”Some Other Time”
ミュージカル”On the Town”の挿入歌。

状況は戦争中。
兵士たちがつかの間の休日を楽しみにNYにやってきます。
与えられたのは24時間。
時間がきたら、戦地に戻らねばなりません。
めいっぱい楽しむのだけど、時間は刻々とやってくる。
そして、ついにタイムリミット。
そこでこの歌が歌われます。
この歌詞は、女性が歌っているパート。

”Some Other Time"


「時間はいったいどこへ行ってしまったの?
やりたかったことのまだ半分もやってないのに・・・。
まあ、いいわ。
また次の時に楽しみましょう。

今日と言う日は記念日みたいなものね。
話せなかったことがあまりにもたくさんあるけれど、
また次の機会に。

楽しい時間が始まったばかりだというのに、
もうお別れの時間。
だけど、今日あなたといろんなことを楽しむことができたわ。

抱きしめるよりも、もっとたくさんすることがあったのに。
時間はまるで駆け抜けるかのようにやってくる。
また次の機会にね。」

戦地に戻るということは、生きて帰ってくるかどうかわからないということ。
「次の機会」があるとは断言できないのです。
だから、「また今度ね」がより切なく響いてきます。
わたしが初めてこの曲を聴いたのは、モニカ・ゼタールンド。
淡々と歌います。
メロディもピアノもなんて美しいんだ。。。とすっかり魅せられました。


ジェーン・モンハイト。
ドラマティックに歌います。
わたし、一時ハマりました。


で、ビル・エヴァンス。
美しいです。


しかし、一番心に残るのはトニー・ベネットとビル・エヴァンスのこのバージョンかなあ・・・。


写真は、先日訪れた琵琶湖。
この時も楽しくて、あっという間でした。
もちろん、友達と「じゃあ、またね」と言って別れたのでした。
1414551936086.jpg

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