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2006年6月24日 (土)

「ウィンディ・ストリート」

今日は久々に何の予定もない休日。
昼前までゆっくり寝て、午後は読みかけのサラ・パレツキーの新作「ウィンディ・ストリート」を読むことに。
全451頁。
とにかく早く先を読みたくて、朝食・昼食も手抜きでスープを温めて飲んだだけ。(笑)
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サラ・パレツキーのヴィク(主人公の名前)のシリーズは私の愛読書。
ここ数年は、発売とほぼ同時に買っている。
ヴィクは強くてタフでとてもフェアな精神の持ち主だけど、時々短気でだらしない。
強い彼女もカッコいいのだけど、弱音を吐きたくなる時の彼女がすごくいじらしい。
本当は誰かにその弱音をぶちまけたいのに、たいていはひとり部屋に持ち帰る。
熱いお風呂に入ったり、元気が出そうなメニューの料理をつくったり、音楽を聴いたり、質の良いお酒を飲んで自分を励ます。
何か料理しようと思っても冷蔵庫が空っぽな時もあって、そういう完璧でないところが人間くさく、魅力的なのだ。
小説の中の人物とは思えないほど生き生きしている。
私は彼女ほど強くも頭がいいわけでもないけど、嗜好が似ていることや振る舞いにすごく親近感を覚えてしまい、長年の友達のような気がするほど。
たぶん、多くの人が私と同じように感じて読んでるんだろうな。
女性にだけウケるのかと思ってたけど、ある時男性に貸したら「とても面白い」との感想。

ヴィクは毎回事実を知りすぎて必ず生命の危機にさらされるのだが、その事実が今のアメリカを象徴するようなリアルなものばかり。
人間の中にあるダークなものを垣間見て少し憂鬱な気分になることもあるのだけど、今回はラストシーンの言葉にほろりとした。
「人は希望の中で生きていかなくてはならない。
自分の仕事で世の中を変えていくことができるんだ、という希望の中で。」

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