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2005年12月26日 (月)

ダンディ山田

学生時代専攻の科目が好きになれず、唯一真剣に勉強したのが山田サロンでした。
英文学のダンディ山田先生主宰のこのゼミは、美男美女・シガー愛用者のみが入れるとか、昼間から飲んでる、とか様々な噂が飛び交った結果サロンと称されていたのでした。
美男美女でもシガー愛用者でもない私は、募集開始日からややフライングし、しかも
「先生、世紀末芸術なくしては世紀末文学はありえません。
私に世紀末芸術をテーマにしたワークをやらせてください。」
と無理難題を頼み込んで入れてもらいました。
英文学やっちゅうのに。
他に行くところなかったから必死だったし、変わった奴だと思って入れてくれたんだと思います。
先生、懐の深い人だったんだなー。今思うと。

ゼミに入ってからも私の暴走は止まらず、カミーユ・クローデルという女性彫刻家を取り上げてワークショップを開き、更には
「世紀末芸術家の多くが精神を病んでいるのはなぜか」
「人間はなぜ表現するのか」
なんてことを取り上げる始末。
答えなんか出るか、そんなもん。(苦笑)
結局未完のまま卒業しました。
・・・繰り返しますが、英文学やっちゅうのに。
しかも、カミーユはフランス人。
若いっておそろしい・・・。
当時は、カミーユ本なんかあまり出てなくて大変だったのです。
カミーユ展に行って長居して、鬼気迫る作品群をじっと見つめ、持ち込んだノートにいろいろ書きなぐってました。
その頃はわからなかったけど、いい勉強したと思っています。
中学・高校時代の美術の先生から受けた影響も大きいなあ。

ところが、答えなんか出るかって思ってたその問の答えを最近見つけてしまいました。
「ええー、こんなところに。いとも簡単に書いてあるー!」
あるビジネス本のシリーズに創造性と心理との関係(ビジネスにも創造性が必要なので)が書かれていました。
それによると人間の創造性って、神経症と源が一緒なんだそうです。
不安や葛藤が大きいほど、創造性が豊かと言える。
但し、その創造性が最も発揮されるのは、神経症の症状が収まっている健康な精神状態の時らしいです。そのバランス崩すと、病んでしまうのだな。
心理学の領域では常識なのだそうです。
知らなかった・・・。少なくとも当時調べた心理学の本には書いてなかったと思う。

ようやく答えを見つけたことを山田先生に伝えたかったけど、昨年亡くなられてました。
まだお若いのに。
先生が研究されたことって、誰かが継いでるのだろうか。
連絡取っていなかったことを悔やんでいます。
西村しのぶさんは、山田先生が亡くなったこと知っているだろうか・・・。

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